クローン技術の安全性
クローン技術の安全性は保証されたのでしょうか。
その青写真は、当初から3つの対策に分かれていました。
第1に、遺伝子操作で生み出した細菌が危険なものであった場合に備えて、それが一切外へ出ないように必ず密閉した室内で実験をするという、誰にでもわかる対策が講じられました。
細菌を封じ込める、信頼できる実証済みのシステムにもとついて、PO、P1、P2、P3、P4と呼ばれる一連の標準的な封じ込め条件が設定されました。
基礎となったシステムは、病院や「隔離病練」において感染性の高い疾患を取り扱った50年以上の経験から生まれたものです。
POは通常の実験操作に相当するもので、P3は「陰圧」設備を備えた密閉実験室(陰圧設備とは、室内を外より少し低い圧力に保って、漏洩空気が流出せずに必ず流入するようにした空調方式)、実験室から出る全廃棄物の滅菌処理、その他の条件を満たすものです。
また、P4は、1950年代の生物戦研究施設の封じ込め条件に相当します。
P4実験施設は、きわめて高度であり、民生用としては世界でもわずか数箇所に建設されているにすぎません。